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塔だ。
ひつこいが、本当は煙突だ。
塔は破滅を表すらしい。
タロットでは。
逆位置では再生を意味するそうだ。
ためしに逆さで掲載しようと思うが、
　
本日、幼稚園児を自転車でひいた！
三ヶ月半ぶりの自転車出勤だと言うのに。
　
ピスト(競技用の重い1枚ギアの自転車)がのろのろ走っていた。
ピストは早い人が乗るとスピードが出る。
でもギアが重いので加速が遅い。
遅い人が乗ると常に遅い。
　
なので、歩道を走って追い越していった。
すると、ブラインドの角からいきなり幼稚園児が走って出てきた。
あっ、と思うまもなく (この馬鹿たれがー！、と思う間はあった)
幼稚園児に激突、幼稚園児は跳ね飛ばされた。
幼稚園児はくるくると回りながら綺麗な弧を描いて折りしも通りかかった鯨の口に！
ということは無い。
言うまでも無いが。
　
この歳になっても緊急反射神経が働いたのを感謝しよう。
とっさのブレーキで自転車の前輪は幼稚園児に接触したとき、すでに停止していた。
が、ブレーキをかけた本人と自転車の前輪以外の部分は停止できなかった。
自転車と自分は幼稚園児を飛び越えて道路にころがった。
　　
幼稚園児はしりもちをつき、自分と自転車は道路に放り出された。
幼稚園児のあとから出てきた母親は、あまりあわててなかった。
後から考えるともっとあわててほしかったかな。
子供に、飛び出すな、と強く教えて欲しい。
母親は幼稚園児より自分と自転車の心配をしていた。
　
ダメージはこちらが大きい。
が、歩道を走っていたので強くは言えない。
　
幼稚園児のふとももにはくっきりとタイヤの跡が。
はんこで押したようにくっきりとしているのはタイヤが停止していた証拠だと思う。
擦り傷にもならず、赤くなったりもしてなかった。
母親がこちらは大丈夫ですから、というのでそのまま去った。
後のことを考えて警察呼んだほうがいいかな、とも思ったが。
写真を撮って置けばよかったなー。
証拠としても。
　
それにしても自分もかすり傷ひとつ負わなかったのはどうしてか。
落車したというのに？
　
頑丈なクロスバイクでよかった。
ロードなら今頃泣いてるな。
というか、ロードでは歩道は走らないな。
　
足が痛いかと思ったらまったく大丈夫だった。
超回復が終了したようだ。
３００キロサイクリング申し込もうかな。