zeeed2009-09-05

5時に起床して、5時半にブルベに出かけた。
自転車を車に積んで1時間以上かかった。
巾着田に着くとすでに6時半出発組みが出走していた。
 
7時出発組みのブリーフィングは終わっていてすぐに出発。
書類を書いているうちに先に出発されてしまった。
しょうがないのでコマ図を見ながら一人旅。
 
 
 

チェックポイント1で先に走っている人々に追いついた。
なるべくエネルギーをとらなければ、とスパゲティを食べて出発。
途中、写真をとる余裕も無く、ひたすら走る。
 
 
 
 
 
 
  

途中で道路を横切ろうとしているクワガタムシを発見。
なんか、珍しい形をしてるな。
虫かごを持ってなかったので写真を撮って茂みに放した。
(後から調べたら、ミヤマクワガタという種類だった)
 
激坂の連続で水が無くなって死にそうになる。
そこに水を汲んでいる夫婦を発見。
 
 
 
 

湧水があった。
なんとか給水して生き返る。
そこからヤビツ峠まではすぐだった。
なんとか制限時間をクリア。
 
500のペットボトルは200円。
山岳価格だ。
ヤビツ峠の写真は撮り忘れた。
 
参加者は120名のはずだが、定員が埋まらなかったのだろうか。
走っている人が少ない気がする。
  
 
 
 

帰りも容赦なく激坂の連続。
長い峠を歩いたり乗ったりしながら進んでいると何人もに抜かれた。
30分あとからスタートした組だ。
 
チェックポイント2で規定時間を15分過ぎてた。
この時点で完走は無し。
参加している中には若い女性もいるし自分よりかなり年配のおじさんおばさんもいる。
よくこのコースを完走できるな。
 
 
 
 
 

さらに峠を越え、上野原へ。
上野原市はお祭りだ。
沢山の神輿が町を練り歩いていた。
かなり大規模な祭りに見える。
神輿ごとに○○連という看板持ちがついている。
そのあたりが阿波踊りのようだ。
衣装も連によって黒一色、白一色、青一色など。
ヤンキー風な若者は自分なりにアレンジしている。
 
 
 

上野原市を抜け、最後の峠に差し掛かる頃、日が暮れてきた。
狸出現。
まあ、狸ぐらいは良いけど。
やはり自転車では登れないので押し歩きだ。
そのままがんばれば時間外完走、となったのだが。
 
交通量が極端に少なく、街灯も無いので真っ暗。
辺りがかなり暗くなった頃、ありえない場所に立ってこちらを見ている女性が見えた。
山側の沢で中途半端な場所。
回りに車は無い。
人がいるはずない。
というか、足場があっても自分ならそんな場所に懐中電灯も無しでいられない。
 
黒のVネックのワンピースを着て片手を肩の辺りまで上げている。
何してるんだろう。
というか、人か?
  
近くに寄ってよく見る。
朽ちて落ちた看板の角がVネックの首。
顔、手は草木と岩。
それは朽ちた看板と木と岩の作り出した幻影だった。
数年前に家の近くで見えた幼稚園児の幻影と同じだ。
 
錯覚だったわけだが、この先何が見えるかわからんなー。
というわけでリタイヤすることに決定。
強力なライトがぜひ必要だな。
戻る途中、ブルベ参加の最後の人々にすれ違った。
リタイヤを告げて上野原市まで戻る。
汗でシャツがびしょびしょ。
それでくだりだとすごく寒い。
まだ9月のはじめだと言うのに。
 

途中で家に電話をし、事務局の人にリタイヤの連絡を入れてもらった。
上野原でラーメン。
顔は塩だらけ、髪の毛ばさばさで店に入るのは気が引けた。
変なカッコだし。
中途半端なカッコなので一般人から見てもサイクリストから見ても変なカッコ。
普遍的に変なカッコ。
でも入る。
暖かいラーメンを食べてちょっと元気に。
味は・・・悪くは無いが麺が硬いよ。
 
その後20号線で八王子まで戻る。
結局大垂水峠を越えることになった。
明るい。
交通量がとても多いので先ほどの峠とは別な意味で怖い。
期せずしてナイトラン。
ナイトランはサイクリングロードの方がリラックスできるし楽しめるな。
  
途中、ハンディナビを頼りに車の置いてある巾着田までもどる。
ハンディナビ、すごく便利。ガーミンnuvi250。
これが無ければコース変更後に巾着田までいけなかったな。
荷物は最小限で地図もなしだし。
画面が小さいと思ったが、自転車で使うにはこれより大きいと邪魔だ。
最適なサイズと言える。
慣れてしまえば車で使っても違和感は無い。
でも、自転車モードのまま車でナビゲーションを使った場合、車では入れない場所へ誘導されるので注意が必要。
 
変更したコースも結構上り下りがあった。
でもラーメンが効いてきたのか、時間がたったせいなのか、段々元気になってきた。
駐車場到着時間23時15分。
総走行距離は227キロ。
かかった時間は16時間15分。
体中痛いが左足の膝裏側周辺がとくに痛い。
筋肉痛というよりは怪我?っていうくらい痛い。
 
 
 

振り返れば峠が7個も8個も無ければ完走できたかも。
でも予定距離201キロを大幅に超えたのでとりあえずは満足。
次回も挑戦するには自転車のギアを変更しなければならない。
 
あと73キロ走れば300キロだ。
このまま走れば300キロ走れるような気がする。
って、200キロ完走してから言え→自分